非力を痛感する。



久々の強力なchemのために
強靭な母が崩れる。


それまでも
弱々しいカラダで家事をしきり、
それが彼女の活き活きする場だと感じ、
あえて
協力ができなかった。




今日は見るに見兼ねて、
手を出した。



自分の作る食事に
親父は
「うまい、うまい。やっぱり、味がわからんようになってるおかあさんとは
       ちがうな。」



心ないことを発する。



わたしは
味覚鈍麻になっても
自分が作る料理より
昔からの、いわゆるおふくろの味で、
それが世間的にどうかというのは別として
母の作る料理は美味しく頂ける。


元来、
親父は
母の作る関西風の薄味に文句を垂れるヤツであった。
彼女がchemのために
味覚鈍麻になったことで味が変わったわけではない。
まれにおかしな時もないわけではないが、
彼女は
味見なしでも
味を決める。


おふくろの味を。


なので
都合よく、
わたしの料理を母より旨いと讃える彼を
疑わずにはいられない。



いや、
おやじに対するあれやこれやを書こうとしたのではない。




彼女は
わたしが同居するまでは
本日のように苦痛の甚だしい時も
夫の為に
動いていたのだ。



昔からそうであった。




正月前に、
おせちを作るのに
どれだけ慌ただしく忙しくても、
皿ひとつ洗うことさえ手伝うのを
声をかけても指示をしてくれなかったのだ。


こどもながらに
「このひとは自分で台所のすべてをしきることが
            大事なひとなんだ…。」
と感じた。



だから、
彼の実家に行っても、
お愛想で
「ああ、○△さんは座っててね。」

とか言われると、
台所をいじられたくない主婦なのかもしれないとか思って、
無理強いしてお手伝いを出来なかった。
まぁ、
それも元彼の母が気に入らないところだったようなので
ひとつの考えにに捕われてはいけないなと思ったのであるが、
いろいろな考えがそれぞれにあるので、
結局は
己の考え、思うことなのだろうなと
本日、
最終的に(最終になるのか?)
結論する。









。。。






本音、。



ちょっと
本音を吐いてもよいのだろうか。






吐きだめのうつわを設置すると
思わぬ人等が吐いていくよに、
だ。